/drawn by Etuo Iro


電子顕微鏡写真

 
  この粘土鉱物は沖縄の海底に堆積したもので、その粒子の約60%が5ミクロン以下の大きさからなる特殊土壌といわれ、わが国では沖縄にしか存在しません。


南部にある泥岩の山

 この粘土粒子の由来は遠く中国大陸のモンゴル地方で、数百万年をかけて偏西風に乗り沖縄の海へと飛来し、海に降りそそぎ海底に堆積した黄砂です。

世界の風塵の移動方向図
黄砂によってもたらされた粘土粒子

 粒子の大きさが揃っているのは、空中でも水中でも大きな粒子は早く落ち、細かい粒子が遠くまで行く原理に基づいています。
 丁度、沖縄付近に降り落ちる粒子が粘土鉱物の粒子サイズ(5ミクロン前後)となって、均質な粘土ができているのです。
 しかも、海底に永い年月をかけて堆積しているため、その間に原始的なタイプの貝などの海洋生物を育てる培地にもなってきました。

 そのため、主要成分の珪酸や酸化アルミニウムの外、カルシウム、マグネシウム、カリウム、チタンや鉄を多く含み、これらの多くは可溶性イオンとして存在することが知られています。

化石が混ざっています。
拡大写真

 

  粘土鉱物とは5ミクロン以下の大きさの鉱物粒子をいいます。主体は地球上で一番多い元素の珪酸と酸化アルミからなっています。その応用範囲は広く、工業関係だけでなく化粧品、医薬にも使われています。

土の粒径区分

粒子名 直径
2mm
粗砂 2mm〜0.2mm
細砂 0.2mm〜0.02mm
シルト 0.02mm 〜0.002mm(2μm)
粘土 0.002mm(2μm)

粘土の利用法

利用法

用途

粘土の直接的利用 陶磁器、タイル、碍子、屋根瓦、土管、煉瓦、セメント、塗料、耐熱繊維(アスベスト)、ゴム、プラスチック、西洋紙、鉛筆、色鉛筆、化粧品、石鹸、医薬品、などの充填・増量・仕上げの材料
粘土の間接的利用 製鉄、金属精錬、溶接、石油精製、廃水処理、漏水防止、農耕、園芸、林業、土木、建築
粘土による災害・公害 地すべり、崖くずれ、地盤沈下、トンネル等の崩壊、アスベストによる健康障害、土壌粒子吸引による肺障害

この粘土粒子は粒子の間に水の分子を閉じ込め、特徴的な粘りを出します。
  更に、あらゆる物質にくっ付き包んでしまう性質を持っています。
  そのため、皮膚をパックすると全ての汚れの原因物質にくっつき一緒に洗い流すことで除去してしまう性質を持っています。 特に皮膚の酸化した老廃物や臭気のある分泌物などとは好んで結合して取除く弱塩基性物質を含んでいます。

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